サイレントマニュピレーション当日の続き

サイレントマニュピレーションが終わり、麻酔の予後も無事に問題なく帰宅となった。麻酔で片腕が全く動かないので家族に迎えに来てもらい、病院帰りに処方された痛み止めをドラッグストアに買いに行った。ここですでに違和感があった。施術を受けた右肩がズキズキと痛いのだ。医者の説明では、処置を行うための麻酔は効果時間が短く、処置後に打った麻酔がオーバーラップするように後から効いてくる・・・らしいのだが、明らかに痛い。先生、麻酔の時間オーバーラップしてなくないですか?

痛いことは痛いのだが、鋭い痛みではない。ズキズキと鈍い痛みが繰り返される。三角巾で固定された状態が余計に痛みを引き出すらしく、帰宅前に車の中で早々に外した。多少は楽になったがそれでも痛みがあるので、伝家の宝刀「食べてごまかす」を発動。痛みで夜に寝られない場合を想定し、近所のスーパーへ行って好物をひたすら買い込んできた。食べる快感で脳を騙しながら眠くなるまで夜ふかしをする作戦だ。結果的に上手く行ったのか、就寝段階ではスムーズだったが夜中に痛みで起きてしまうことが2,3度あった。サイレントマニュピレーションを受ける前に夜間痛は苦しんでいたので、慣れはあったかもしれないが、思ったより痛くないというのが正直な感想だった。

問題は麻酔の効果時間のほうだった。医者の説明では一晩で動くようになると聞いていたが、一晩どころか24時間が過ぎても腕が思うように動かなかった。この辺は個人差があるのかもしれない。麻酔で腕と肩が動かせないとわかっていても、施術が失敗したのではないかと不安になるほと動かなかった。次の日の朝になると麻酔の効果が切れたようで、やっと自分の意思で腕が動かせるようになった。施術当日こそ夜間痛があったが、麻酔の効果が予定より長かったのか、その後は痛みらしい痛みはあまりなかった。

腕の麻酔も切れ、ようやくサイレントマニュピレーション後のリハビリを始めることができるようになった。この時点で、サイレントマニュピレーションを受けてから2日間が過ぎていた。